野良猫をなつかせる方法,子猫との接し方、エサやりについて

野良猫がなつく方法

猫にやさしい声を出す

まず、声のトーンを少し高くして赤ちゃんをあやす感じの声を意識して出してみて下さい。とにかく野良猫がなつくためには、心からの優しさがポイントなのでしょうね。

※野良猫は何か病気を持っていたり、ノミやダニがいる可能性があるので、抵抗力の弱い子どもや赤ちゃんには近寄らせない方が良いでしょう

野良猫が怖がらせないように接する

野良猫と接する時は次の点に注意しましょう。

野良猫と目を合わさない。

匂いの強い物は身につけない。

野良猫を追い詰めない。

野良猫の前では激しい動きはしない。

まず、猫という動物はにらみ合った時に喧嘩をします。「目をじっと見つめる行為=敵に威嚇する行為」である、と認識しましょう。野良猫は視線に敏感であり、警戒心が強いということですね。

また、匂いにも敏感で、香水や洗剤、特に柑橘系の香りは苦手です。野良猫がなつく為には、自然体を心がけるといいという事でしょう。

野良猫の接し方

慣れてきたら、野良猫に触ってみよう

触りながら野良猫の反応をみる。

野良猫の気持ちの良い所を探してみる。

手の甲で触ってみる

野良猫を触ったら、手を良く洗うこと。

野良猫の絶対領域である2m以内に入る事ができるようにまでなったら、段々なついてきているので、手の平ではなく手の甲で触ってみましょう。

手の平はつかまれる感じがして嫌がります。猫の背中も触るのはやめましょう。どこがいいかというと猫の大半は「頭や首周辺・尻尾の手前」に触られると気持ちが良いようです。そこを手の甲で優しくなでるように触ります。気持ち良ければ猫の方から体を押し付けてきます。そこまできたら、野良猫がなついたといえるでしょう。

気を付けたいことは、野良猫はどんな病気をもっているかわかりませんので、触った後は必ず、消毒用の石けんで手を洗うことを習慣付けて下さい。

野良猫へのエサやり

餌やりは法律で禁止されている場合があります

野良猫でも家猫でも、仲良くなって、猫がなつくための手段としてオヤツや餌をあげるという方法があります。しかし、野良猫に餌付けするとなると、場合によっては法律違反になる場合がある事を覚えておきましょう。

例えば、京都市の条例では、周辺住民の生活環境に悪影響を与えるような方法での餌やりを禁止しており、違反した場合は5万円以下の罰金を課せられる場合があります。

野良猫の寿命

野良猫の寿命は、3年から4年、長くても5年ほどだと言われます。飼い猫が10年から15年、近年では20年と言われるので、半分以下の寿命です。

なぜ、野良猫は飼い猫よりもこれほど寿命が短いのでしょうか。

ごはんの確保が難しい

野良猫は、いつでもごはんが食べられるわけではありません。また、食べられるものも、人間が与えるもののように栄養があるものばかりではないでしょう。

野良猫が食べているものは、一般的には、カエルやヘビなどの爬虫類、ウサギや野ネズミなどの小さな哺乳類、小鳥、昆虫、ザリガニなどの甲殻類、などです。これらも、いつでも獲れるというものではなく、日々探して動かなければなりません。

都市部や住宅地であれば、人間の出した生ゴミ、残飯、また、餌をあげる人間からもらっているという猫もいるでしょう。こちらも、必ずもらえるというものでもなく、おなかいっぱい食べられるというものでもありません。

野良猫が住み着いた場合の対応

お庭や駐車場に野良猫が住み着いてしまった・・。

猫たち餌を与えれば、毎日ご飯をもらいにやってきます。そして時期がくれば子猫が産まれ、どんどん増えてしまいます。そうなる前に、不妊・去勢手術をしましょう。