ふるさと納税で正しく控除されたのかを確認する方法
ふるさと納税できる金額をシュミレーションで計算して寄付した後、実際に控除されているのか気になる方もいるのではないでしょうか? 特に、年末のギリギリでワンストップ納税申請を行った方は、バタバタしている最中、本当に寄付した分が控除されているのか不安に思うはずです。
ふるさと納税がただしく控除されたのかを3分で確認する方法を解説します。
ワンストップ特例の申請をした場合
ワンストップ特定で申請した場合は、翌年の住民税が減額されることで寄付した分が控除されます。
したがって、「住民税決定通知書」を確認すれば、簡単に控除が行われたかを確認できます。
ふるさと納税をする会社にお勤めの方の多くが、ワンストップ特例を使って申請するため、住民税の通知書を確認することで、しっかり控除されているのかが確認できます。
この「住民税決定通知書」は、会社にお勤めの方は通常会社から受け取り、フリーランスや自営業の方は、市町村から郵送で5,6月ごろに送られてきます。
5月、6月に住民税(市民税・県民税)と名の付く書類を見かけたら、捨てずに確認しましょう。
確定申告をした場合
フリーランズや自営業を営む方は、会社勤めの方と異なり、確定申告しますので、こちらの方法になります。
確定申告した方は、ふるさと納税の寄付金は「住民税」と「所得税」の両方から引かれる形で控除されます。両方といっても、控除される合計金額はワンストップで申請した場合とまったく同じになります。(当然ですが。。)
ふるさと納税の控除額について通知書のどこを確認すればいい?
住民税のお知らせである「住民税決定通知書」のどこを見れば、サクッと確認できるのでしょうか?
ワンストップ申請をした方
結論から言いますと、通知書の表の中の、市民税、県民税それぞれの「税額控除額」という欄もしくは、「寄付金税額控除額」という項目の金額を確認すればOKです。それぞれに市町村によって、言い方は若干異なりますが、基本的に上記のいずれかの言い方になるようです。
この金額が、自分が寄付した金額の合計(楽天ふるさと納税などで購入した合計金額)のマイナス2,000円になっていれば正しいです。
また、住民税の通知書の下の方に、「摘要」と書かれた部分があり、そこにも、寄付金税額控除 市民税XXX円 県民税XXX円と親切に書かれてあります。
確定申告をした方
確定申告した場合は、ふるさと納税の控除は「住民税」と「所得税」の両方から行われるため、「住民税決定通知書」と「昨年の確定申告書の控え」の両方をチェックする必要があります。
すなわち、所得税については、すでに源泉徴収されるなどして納税済みであるため、後から金額の返金を受ける形で寄付金額が返ってきます。確定申告書の控え「還付される税金」欄に、その返金額(還付額と言う)が記載されているのでそこをチェックします。
住民税については、市区町村から5、6月ごろに郵送で送られてくる「住民税決定通知書」の金額で確認します。
上記の2つの所得税の還付金額と住民税の控除金額の合計が、ふるさと納税で寄付した金額-2,000円になっいることが確認できれば、正しいということです。
ふるさと納税が控除されていない場合または金額が合わない時
ふるさと納税が控除されていない場合、または、控除(申告)額に漏れがあった場合、ふるさと納税を行った翌年から5年間は、再度控除の申請を行うことが可能です。あやしいと思ったら、通知書を確認の上、自分の管轄の税務署等にお問合せしてみてください。